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2012年9月24日 (月)

こころとれっく3ヶ年計画(1)

「こころとれっく3ヶ年計画」というのは、私の生涯活動、夢=自己実現である。

構想が始まったのは、7年前の2005年頃に北海道に居た時に、パニック障害と統合失調症の診断で入院した先の病院で感じたことだった。入院生活をしている人を、もっと屋外で、空の下で回復を促すことはできないのか?という入院患者側から感じた思いつきだった。

医療現場の限界を知らない、素人の考えだとはわかっていたけれど、隔離して時間だけを過ごさせるその医療のスタイルに違和感を感じた。

それから2年後の2007年頃に、社会復帰して実際に自分が行動することで、自らの体を使って実験してみた。果たして、空の下で過ごすことが自分にとってどんな影響を与えるのか?ということを。

まず、自主的なリハビリとしてハイキングサークルに入会し、簡単な山歩きから始めた。月に2回くらいのペースでハイキングに参加していた。でも入会したその6月に、那須岳に登りに行って、猛烈な強風を体験してたことを契機に、そのあとしばらく放心状態、うつ状態となって、少し自然の圧倒的なパワーに負ける経験をした。けれど、その半年後の春(2008年)にはまた再びハイキングに行きたい気持ちが復活した。半年かけて、うつ状態から回復したのである。このことは、自分にとって大きな自信となった。このことは第一段階の成果だった。

それからは、月に2,3回のペースで、コンスタントに、順調に山へ通う日々が続いた。目指す山も次第に高くなって行った。その2008年の夏には、ハイキングの領域からは完全に逸脱した北アルプスの人気のルート・白馬三山を歩く、という機会を得た。それはとても良い山行となり、思い出深い山旅となったのだが、その時に同時に山に関わるリスクというものを深く勉強するチャンスをも得たのである。

そこで、私はとりあえずハイキングサークルを卒業し、より「安全登山」を勉強すべく、いろんな個人や団体が主宰する登山教室・講座に通うようになった。「好きこそものの上手なれ」で、グングンと私の山の知識やスキルは豊かになって行った。

そんな中で、巡り合ったのが、某登山教室だった。そこには3年近く在籍し、今もとりあえず席は置いてある。そこで、学んだ山の経験が今の自分に非常に活かされていることは確かである。でも、一方で、健常のとりわけ元気な人が集まっている登山教室で活動をする限界も次第に感じるようになって行った。どうしても配慮してもらわないと、一般の人についていけない、協調できない部分があって、そこが自分を悩ませた。

そこで気付いたのが、自分が無理せずに山歩き、もしくは自然体験を続けて行くには、その登山教室からも自立しなければいけない、という現実だった。登山教室から自立するということは、自分で計画を立て、自分で安全に山歩きを実施し、下山してくるということに尽きる。それには、どうしても「自立した登山者」を目指す必要があった。

そこで次第に、自分で山行計画を作成し、単独でも良いから行動してみる、ということを繰り返すようになって行った。

そこでも登山教室で学んだことは活かされた。単独で山へ向かう際の、自分の中の基準をしっかりと持つことができたのである。その基準とは、「歩く人の多いメジャールートであること」「道迷いの少ないルートであること」「単独では岩場のルートを選ばないこと」の三つだった。山歩き経験者から見れば、これはつまらない山行の選択肢かもしれない。けれど、初心者が安全にレベルアップするには、とりあえず基準としなければならないポイントだと感じたのである。

その上で、この基準を満たして慎重に一歩一歩進んで行って、じっくり経験値を上げることで、人を安全に誘えるルートのレパートリーが増えてくるのである。

こうして私の山歩きに関する経験値は素人ながらステップアップしているところである。

こういう私の山への関わり方が、「こころとれっく3ヶ年計画」の一つの柱である。

この他に、「こころとれっく3ヶ年計画」の柱は、あと4つある。

一つは、山歩きの関わりを上へ(高い所へ)目指すのではなく、横へ広げて行くことにある。つまり、高い山を目指し続けるのではなく、もっと自然の広い分野での関わりを開拓していくということ。私が目指すのは、登山ガイドではなく、あくまで自然案内人である、ということ。これが一つの柱である。

二つ目は、自分が統合失調症という精神疾患を経験し、また持っているという事実である。この事実を活かすには、やはり同じ精神疾患を持つ当時者と関わって行きたい、そういう志を持つことであると感じた。つまり、同じ山歩きの仲間、自然体験の仲間を探すのでも、自分と同じような境遇にある人を探したい。そういう人たちと活動したい、という気持ちを持つことである。そのためには、リーダーとして、メンバーとなる仲間への配慮が必要である。そのために必要なことは、精神福祉の勉強をある程度しておくことだと思った。そこで始めたのが精神保健福祉士の勉強である。とりあえず、テキストを取り寄せ、読むことだけから始めている段階だが、得るもの、感じること、気付かされることが多く、とても役に立っている。この福祉への関わりが二つ目の柱である。

三つ目は、「こころとれっく」というグループをリーダーとして、メンバーを引っ張って行くのに必要な、「リーダー」としての、また「人と人とを出逢わせる、繋げる役割」としての、自分の技量を高めていくことである。それがごく最近始めた、ファシリテーターへの挑戦である。

最後の四つ目は、パートナーの捜索である。これが一番難しいかもしれないことだけれど、やはり人生のパートナーが欲しい。協力し合い、対等に話し合い、自分の基盤となってくれる家庭を持ちたい。それは、もしかしたら「こころとれっく」の活動を続けて行く上では障壁となるかもしれない。「こころとれっく」の活動を一旦中断しなければいけないかもしれない。それでも、感じることは、その中断も、生涯活動として考えれば、逆に良いチャンスにもなるような気がしている。10年、20年後、自分が会社員としての役割からリタイアした後、今蒔いた種が実って、より確固たる活動となるかもしれない。でも、そのためには、私が抜けても、自ら行動できるメンバーを育てたい。これが4つ目の柱である。

今、「山」「自然案内」「福祉」「ファシリテーター」「家庭作り」という1度に5つの柱に取り組んでいる。二兎追うものは・・・、どころか、五兎追うものは・・・という状態である。どれも中途半端で、発展するペースは遅いかもしれない。でも、それで良いのである。どれもを究めたいとは思わない。どれも中途半端で終わるかもしれない。でも、きっと、この5つの柱を追うことによって、出逢う縁は広がるだろうし、きっとそれぞれの仲間が現れてくるのではないか・・・、との展望を見ている。夢かもしれない。でも、やはりそれで良いのである。

五兎追う私こそ、私の人間としての成長に結び付き、自己実現、豊かな人生につながるのだと思っている。

とりあえず、これからの3ヶ年は、この五つの柱で、亀の歩みで進んでみようと思っている。

ご支援、ご鞭撻、よろしくお願い致します

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