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2012年8月14日 (火)

尾瀬ヶ原の木道は誰がためにある?

「尾瀬を知る」フィールド講座 『尾瀬ヶ原の不思議を探る』に参加して来ました。

日程:2012年8月4日(土)~5日(日)
集合:8月3日(金) 横浜駅東口 YCATスカイビル1階 20:20
               ※20:40出発。池袋駅東口乗り換え23:00発。
               ※ビックホリデー 3,500+弁当700
               ※大清水着5:00頃。
行程:
4日(土) 大清水5:20→一ノ瀬6:18/20→三平峠7:30→尾瀬沼休憩所7:45→沼尻8:50/9:05→下田代十字路→見晴10:37→竜宮小屋11:05→中田代三叉路(牛首分岐)11:55→山ノ鼻12:35 (7時間10分)
     ★「尾瀬を知る」フィールド講座1日目 参加費:2,000円(要予約)
        【集合】山の鼻ビジターセンター 13:00
             13:00~15:30 講座(山の鼻ビジターセンターにて)
        ※宿泊:尾瀬山の鼻小屋 1泊2食 8,400
5日(日) ★「尾瀬を知る」フィールド講座2日目
            8:00~11:30 ガイドウォーク(尾瀬ヶ原、研究見本園)
        【解散】山ノ鼻 12:00
      山ノ鼻→鳩待峠 (1時間20分)
         ※14:30発(マイクロバス)。尾瀬戸倉15:20発。
        ※東京八重洲20:30頃着。
         ※ビックホリデー 3700円。

※          ※          ※

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8月の第1週目の週末は、前夜横浜から夜行バスで尾瀬の玄関口の一つ、大清水に朝5時頃到着して、尾瀬沼入りをしました。今回で、尾瀬に来るのは4回目になります。初めて来たのは、5年ほど前に尾瀬の名峰・燧ケ岳に登るために福島県側の登山口・御池から入りました。2回目は家族を連れて再び御池から沼山峠を経由して秋の草紅葉を見に行きました。3回目は去年、尾瀬のもう一つの名峰・至仏山に登るために鳩待峠から入りました。

最後、もう一つの登山口・大清水から入ってみたくて、今回はあえて強行軍の計画を選びました。何が強行軍かというと、大清水を朝5時に出発したとして、今回の目的である「フィールド講座」の集合時間13時までに尾瀬沼を越えて尾瀬ヶ原を越えて、山ノ鼻まで行かなければいけないというノルマがあったからです。地図上のコースタイムは7時間10分。休憩することを考慮すれば、集合時間ほぼギリギリに着く計画である。

実際に歩いてみると、出発は準備にストレッチをしていて5時20分になってしまったので、途中はほぼ休みなく、休んだとしても各ポイントで2,3分、沼尻で早い昼食の10分だけであった。

この日の尾瀬の最高気温は25度。だいたいの尾瀬の気温が、東京の気温のマイナス12度で、夏でも20度を超えることがなかった筈の避暑地の尾瀬では珍しい猛暑であった。そしてまた、尾瀬ヶ原は樹木などの陰がないから炎天下だった。そんな中の尾瀬ヶ原の木道の強行軍は大変でした。足取りが少しフラフラしだしたところでよそ見をしたものだから、ストンと木道を踏み外しで尾瀬ヶ原に転げ落ちてしまったのです・・・。不幸中の幸い、湿気の少ない湿原だったため濡れることもなくケガもなく木道に戻ることができましたが、かなりのショックでした。

でも、これは本当に災い転じて福となす? 足を踏み入れることのできない湿原に、一瞬ですが転げ落ちるという体験でもって、尾瀬ヶ原の湿原の一つの特徴を知ることができたのです。

尾瀬ヶ原はだだっ広い湿原ですが、その全てがいわゆる湿地といわれるビチャビチャと湿った平原ではないのです。あるところには池塘(ちとう)とよばれる池があり、あるところには少し乾燥した草原が広がり、あるところには川が流れ、その脇には拠水林(きょすいりん)と呼ばれる林があり、と表情が豊かなのです。

私が転げ落ちたのは、少し乾燥した草原のところだったのですが、この水でビチャビチャしていない湿原が炎天下の中で乾燥し尽くして草原が無くなってしまわない要因がわかるでしょうか? 

これは、尾瀬ヶ原の湿原の表面を覆っているミズゴケのお蔭なのだそうです。ミズゴケは、ちょうどスポンジのような構造をしていて、たくさんの穴が空いていて、その穴に水を蓄え続けることができるのです。だから、乾いているように見えて、実はとても水分を含んでいるようです。

このミズゴケを人間が踏み荒らすとどうなるか? スポンジの構造が壊れ、ミズゴケは水分を蓄えることができなくなり、湿原は枯れてしまうのです。

だから、尾瀬ヶ原の木道はミズゴケのためにあるのですね。けっして人間が歩きやすいためにあるわけではないようです。

だから尾瀬ヶ原を歩く時は、足を踏み外さないように、ゆったりとした計画で、ゆっくり歩くようにしましょう!(笑)

いつか、このこころとれっくでも、尾瀬ヶ原企画をできるといいなぁ、と思っています。乞うご期待☆   

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