« ネイチャーガイドさんと歩く奥日光新緑ハイキング(下見) | トップページ | 北アルプス・燕岳へ »

2012年7月11日 (水)

エンジョイ!こころとれっきんぐ♪

横浜市磯子区の地域活動支援センター「スペース杉田」で発行されている『杉田文学』という文芸集に、発起人の投稿が掲載されました。

Rimg0002

以前にも、例えば、『こころの元気プラス』というメンタルヘルスマガジンに投稿して掲載されたことがあって、それがとても嬉しかったのを覚えています。今回、私の長文を掲載してくださったスペース杉田の編集長さんにはとても感謝しています。

今日、スペース杉田さんのイブニングケアに呼んでもらえて、お邪魔してきて、文芸集『杉田文学』を一部いただいてきました。そのついでに、施設長さんともいろいろ雑談をさせてもらって、或いはアドバイスをもらって、良い刺激を受けて帰ってきました。

それを受けて、考えることは、やはりこのブログをもっと活用し、また『杉田文学』のような冊子をこのサークルでも作ってもいいのでは? と思うようになりました。でも、良くも悪くも、今のタイミングでは人手が私一人では、なかなか時間がなくて手が回らないのが現状です。しかし、それでも、やはりこちらからの発信をこまめにしていくことが、人とのつながりを生み、このサークルの活動も始まって行くのだろうとの想いで、これからはできる限り定期的に(できれば毎日)、現在進行形の「こころとれっく3年計画」の過程や発起人のエッセイなどを更新して行こうと思い到りました。

どうぞよろしくお願いいたします。

以下に、今回『杉田文学』に掲載いただいた投稿文を紹介させていただくことから始めさせていただきたいと思います。



 

エンジョイ!こころとれっきんぐ♪

朝5時に家を出発し、富士急の車窓から富士山が見えてくること8時20分ころ。こうして列車の中から山を眺めていると、これから登るんだ!という興奮が静かに湧き上がってくる。お天気が良いとなおさら嬉しくなる。

富士山駅と改名された旧富士吉田駅に降り立つこと8時34分。

さあ、まず浅間神社にお参りです。

そうしていよいよ長い長い一合目馬返しまでの森歩き、五合目までの山歩き、一泊して早朝3時にアタック開始の道程のはじまりです。

まずは、緑輝く富士山麓の森の中を延々3時間歩きます。この平坦な3時間の道のりは、もし自分がもっと植物や森のことをよく知っていたなら、より時間をかけて楽しめるのではないか、と感じさせる豊かな森の中なのです。飽きる人も居るかもしれない。でも、一日のうちで3時間ものあいだ、じっくりと自分のペースで森林浴を楽しめるチャンスは今の世の中あまりない。

一合目馬返しに着くこと1150分。
お昼ごはんにおにぎりを食べていると、たった今登頂して下山してきた男性と少し会話をする。こういう一期一会も素敵です。


馬返しからまた3時間歩いて五合目・佐藤小屋に着き、6合目付近まで下見をした後、のんびりと小屋のご主人とか、同宿となったおじさん相手にお喋りをする。
20時に寝て、いよいよ深夜3時に小屋を出発です。

下見をしておいたとは言え、ひとりのナイトハイクはかなりスリリング。一歩一歩ゆっくりと足を踏み出していく。

六合目の分岐に来ると、さすがに富士登山なだけあって、軽装のハイカーが登ってくる。大丈夫なのかな?と思いながらも、マイペースに歩く私はその軽装ハイカー達に追い抜かれていく。

七合目の鎌岩館付近でご来光を迎える。周りで「バンザーイ!」とかやっている中をくぐりぬけて黙々と歩く。

九合目付近まで行くと、少しペースが速すぎたようだった。体が重くなってなかなかシンドい。頭痛も少し感じたが、深呼吸を数回するとおさまった。

午前3時に歩き始めて、山頂到着は915分。
予定では10時に着けば良い計画だったので、やっぱり少しペースが速かったようだ。

さて、来年は、どんな富士登山ができるだろうか。
前日の朝5時に家を出たときの自分が懐かしい。
そんなことを考えながら、下山の途につきました。





それは去年の夏のこと。誕生日の記念登山にしようと、ひとりで計画した富士登山でした。それは、振り返ればやはり一つの区切りであり、転機だったのだと思います。

私が山歩きを始めたのは、5年前のこと。7年前に精神的な過労で精神科の病院に入院し、退院し、何も社会福祉の制度を知らないままに、社会復帰と同時に自ら始めたリハビリ。それが山歩きでした。もともと地球が好きで、自然が好きで、歩くことが好きだった私は、自分を治すのには自然の中を歩くことが良いに違いない、と感じていました。とはいえ、なかなかそのはじめの一歩には恵まれませんでした。それが5年前に東京に移住して来たことを機運に、やっと私の人生は大きく変化していったのです。

私が、東京に来て、登山愛好家の男性が主宰するハイキングサークルに入会してハイキングを始めたのは5年前のこと。2007年2月に、初めて丹沢の麓の神奈川県・弘法山にハイキングに行きました。それからは月に2、3回のペースで東京都・奥多摩の山々や埼玉県・奥秩父の山に出かけて行き、6月には東京都唯一の日本百名山の一座・雲取山へ挑戦しました。どれも精いっぱいで、ヘトヘトになりましたが、気分は壮快、そして下山するたびに一つの山を乗り越えた自信がついたのでした。

その同じ6月、栃木県・那須岳に行きました。そしてそこの山でとても有名な強風に叩かれて大変な目に遭ったのです。結果的には無事楽しく下山したものの、その後うつ状態になり、翌年の春まで山への意欲がどこかへ吹き飛んでしまったくらいでした。でも、それが自然を体感する、ということだったのです。人間は、それでも生きている。どんな強風もいつかは消え去る。耐えた後には青空が待っている。大変な目にあったものの、そのとき体感したことで気づいたたくさんの恵みが、今の5年後の自分に実っていると感じます。

2008年春に、ようやく暖かくなってきたころ、私の山への意欲が再びふつふつとよみがえってきました。そして、そこからは一息に今日まで、山へ向けての情熱を駆けて来た気がします。

そして去年の夏、富士登山を終えて感じたことは、私がこの5年間で得てきた恵みを、誰かに還元しよう、という気持ちと、より自分らしく、またより自分が誰かと一緒に楽しめる環境を自ら創ることへの意欲でした。それが、3年間お世話になった登山教室のガイドさんや先生方とのちょっと辛い別れであり、新たな出会いとこの数年のあいだにあたためてきた活動の始まりでした。

さて、今年の富士登山は、どんなものになるでしょうか。
やはり、5年前の自分が懐かしい。今の自分があるのが、とても不思議です。
そんなことを考えながら、とりあえずご挨拶がてら、投稿させていただきました。

 いきなり山へ・・・、とは誘いません。
まずは、「いたち川ウォーク」から。
あなたのはじめの一歩を応援します。

一緒に空の下へ出かけてみませんか?


                 
こころとれっく 発起人 

 

« ネイチャーガイドさんと歩く奥日光新緑ハイキング(下見) | トップページ | 北アルプス・燕岳へ »

エンジョイ!こころとれっきんぐ♪」カテゴリの記事

カテゴリー

Link